お知らせ
2025-07-13 00:34:00
中尾繁樹先生の講演会を1か月後に控えて
毎日、たくさんの方が、このHPに入ってくださっています。その中の多くの方が、中尾繁樹先生の講演会についての情報を得るために、見に来てくださっているのだろうと思います。本当にありがとうございます。
とはいえ、学期末の多忙な職務の7月ですから、「参加申し込み」の手続きにはまだ至っていないという方も多いのではないでしょうか。そこで、この講演会を企画した想いについて少し語らせていただきたいなと思いました。
「登校拒否」から「不登校」という文言が使われるようになったいきさつは、行きたいのだけれど様々な理由から登校できないのだという実際があることに目が向けられ、「拒否」ではなく本人の意思に関わらず学校に行けていない状況をより包括的に捉えて、子どもを支援するための言葉として定着してきたと言われています。「支援すること」に焦点が向けられてきたのです。例えば、登校できない要因がヤングケアラーである場合への支援は、地域の行政や民間の支援も欠かせません。
また、登校できない理由の一つのケースとして、自分自身を否定せざるを得ないような状況が続き、学校という場所での安心感が喪失したため、自分の心とからだを守るために登校できない子も多くいます。そのように様々な要因がありますので、学校や先生たちも本人やご家族と連携しながら日々の対応に心砕かれていることでしょう。
一人の子だけで、一人の教師だけで、一つの学校だけでの課題にするのではなく、但馬地域内全体で喫緊の課題として向き合い、これまで関わってこられた方々の知恵や取り組みを共有し、さらにそこから深めていこうという大きなうねりが生じることで、子どもたちも関係者も諦めずにさらに前を向いて進んでいけます。但馬全域の小・中・高の学校にお知らせさせていただいたのは、そういう理由からです。
ZOOM研修ではなく、対面の講演会で場を共有していただくだけでも、ではどうしていこうかといううねりが起こるきっかけの一つになるのではないかと胸を膨らませる次第です。夏の暑い最中ではございますが、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
申し込みはHP内の「第1回桜学習会(講演会」の申し込み欄からとしていますが、HPに入るお時間がない場合は、桜の事務所への電話(079-672-5678)でも対応させていただきます。