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セミの鳴き声
昨日の朝、今年初めてのセミの鳴き声を耳にしました。音のシャワーのように一斉に聞こえるいつもの声ではなく、窓を開けないと聞こえないような声でした。
夏の音のある風物詩の異変です。水量の少なかった梅雨、早い梅雨明け、毎日30度以上の真夏日など、羽化の環境に適切ではないため幼虫が出てこれないそうです。
5年以上もの地中生活を経て、2~3週間の地上生活で種の保存活動を終え、息絶えるセミ。そんなこととは知らず、幼き頃、そっと持ち帰ったセミを、薬箱から綿を持ち出して作った布団の上に寝かせて、看病のまねごとをしていた。遠い遠い思い出ですが、どうした!!セミたち!!と思い出してしまいます。生きている環境がセミのライフスタイルまで変えてしまうのですね。地中に残っているセミの幼虫たちは、地上に出てくるのに必要な水分や気温が整うまで待っているのでしょうか。
そんなことを考えていると、自然だけでなく複雑な社会環境の中で生きている人間も、脱皮したくてもふさわしい環境でないとうまく羽ばたけないのは当たり前やん!!・・・と改めて感じてしまう今日この頃です。
スイッチ🌸
毎日、暑くてたまりませんね。
話は変わりますが、炊飯器の予約スイッチを入れるたびにうまくできてるなぁと思いながら、ふっと思い出すことがあります。
もうずっとずっと以前、4年生の男の子と別室で掛け算の意味を学習したことがありました。2年生での九九は覚えていたのですが、どうも文章題での立式に結びついていなかったからです。彼は4年生ですから、最初に学習するような具体物を使っての学習だけでなく、生活上での出来事をクイズにしてみたり、掛け算の便利さを実感するような話を教材にして、その仕組みを学習していきました。ある日、「そういうことやったんか!!」とその子が言ったのです。スイッチが入った瞬間のような出来事でした。
スイッチが入るタイミングは、同じではないのです。人それぞれ違うのです。
炊飯器のスイッチを入れたつもりで、うっかりと操作ミスをすることってありませんか?あれっ!大変、炊けてなかった!!と気づいたら、もう一度やり直すでしょ。そこで、あきらめないでしょ。
人に対してもそうであってほしいな。何度もチャンスがほしいな。
「自立」とは・・・
美しい5月(皐月)
新芽が顔を出し、みるみるうちに眩しい緑をまとい始めた5月でした。
今日は、その5月の最終日。
事務所の2階の窓から見える拙宅の古い庭に常緑樹が数本、今年も元気な若緑の葉が気持ちを和ませてくれます。
常緑樹って一年を通して葉をつけたままなので、落葉の時期は目立ちませんが、我が庭では春の新葉展開時に古い葉が落葉します。一気に葉を落とすのではなく、古い葉が新しい葉と入れ替わるように徐々に進行するので、毎日落ち葉掃除が大変です。でも、その落ち葉は、茶色で水分もなくカラカラなのです。冬の間、新芽や新芽の茎を守り育ててきた古い葉は光合成の効率が低下しているため、新しい葉に栄養を回すために落葉するそうです。
この命のつながり。・・・「おかげさまです」「ありがとうございました」
いよいよ!!
本年度「桜グループ学習」のメンバーがそろいました(*^^*)
来週、初回の打ち合わせです。この度、参加される皆さんは、おそらく、日頃の教育活動において『~すれば~が得られる』という『give & take』ではなくて、『give & give』のお気持ちで子どもたちと接しておられる方々ではないでしょうか。
うまくことが進まなければ、失敗だったと思ったら、それは忘れてしまえばいいのです。悔やまなくていいのです。それよりも「なぜ、うまくいかなかったのか?」と学ぶチャンスです。次のgiveを求めればいいのです。『give & give』です(*^^)v