お知らせ

2025-08-08 01:01:00

いよいよ明日開催・・・第1回桜講演会「不登校を考える」(中尾繁樹先生)

 「桜」の私たちは、本講演会のことを知っていただきたくて、但馬内の小中学校、高等学校、特別支援学校の全ての学校と朝来市のこども園にメールや郵送や直接訪問等の方法でお伝えしてきました。

 参加しますとの申し込みを受けるたびに、ありがたさと嬉しさでワクワクしました。なぜならば、喫緊の課題である「不登校」について、困っている子どもたちや環境に視点を置いた中尾繁樹先生のお話を「但馬」内の先生方や関係者の皆様と一緒に同じ場で傾聴することができるからです。

 新任一年目の夏、私は東井義雄先生のお話を勤務校で拝聴するという得難い経験をさせていただきました。先生の「どの子も子どもは星」「根を養えば樹は自ら育つ」という言葉と共に、『教育とは人間を育てることなのだ、親や教師の生きざまなのだ、子どもはどの子もそれぞれがそれぞれの光をいただいて自分の光を見て見てとまばたきしている、そのまばたきを見てやろうじゃないか、応えてやろうじゃないか、子どもの星を天いっぱいに輝かせてやろうじゃないか』と語ってくださったことは、感動と共に胸の中にすとんと落ちました。新任一年目の一学期を私なりに振り返ることができ、次の一歩を踏み出す楽しさと勇気を得ました。

 そして、数十年後、中尾繁樹先生にお会いし、「ひとりひとりのこどもを視る」ためには深く広い知見と豊かな経験と地道に精進を重ねていくことが大切だと痛感するに至りました。今回の「不登校を考える」というテーマは「桜」からお願いしました。「それぞれの星がどうまばたきしているのか」それに気づかずして、大人としてこどもへの光にはなれません。先人が育んでくれた「但馬」への誇りとその地に生きる子ども達のために、どうしていくか、きっと参加者の皆様のお心にまた一つぽっと灯りがともるのではないかと思います。

 ようやく明日開催にたどり着きました。事前に参加申し込みできなかったという方も当日参加もOKですので、どうぞお越しくださいませ。一緒に研修できますことを楽しみに心よりお待ちしております。